1.はじめに
ノシ・べで何をしようかな?
ロコべでは何ができるのか知りたいな!
という方に向けて
ロコべの特徴やツアーの内容をまとめました!
最後には、ロコべ全面自然保護区で会うことができた生き物をご紹介します。
2.ロコべ全面自然保護区とは
まずは、ロコべ全面自然保護区(LOKOBE Nature Special Reserve)についてご説明します。
①場所
マダガスカルの北西に位置する島ノシ・べにある唯一の自然保護区です。
②行き方
ロコべ全面自然保護区までは道が整備されていないので、海から上陸します。
ツアーでは、最寄りの港(Ambatozavary)まで車やトゥクトゥクで行き、そこから手漕ぎのボートに乗り換える方法が一般的です。
別の記事でご紹介している「ZARA Village」や村(Ampasipohy)の近くにある宿に宿泊された方は、宿にガイドさんがお迎えに来てくれるので、徒歩で向かうことができます。
③注意点
自然保護の為、ロコべ全面自然保護区には必ず現地ガイドの案内のもと入る必要があります。
生態系を崩さぬよう動物に触れたり、餌付けをしてはいけません。
※レミュールの餌付けをし一緒に写真を撮ることができるのは、別の場所です。
④特徴
最大の特徴は、生き物たちのありのままの姿を見られることです。
生き物たちは、それぞれが心地の良いと感じる場所で暮らしています。
人間から餌付けをされていないので、人が来ても寄ってくることはありません。
現地ガイドは自然保護区内に精通しており、それぞれ生き物の棲みかや縄張りを把握しています。
「この時間ならこの辺りにいることが多い」という経験から、目を凝らして探してくれます。
生き物たちが生活している日常にお邪魔させてもらっているので、どの生き物に会えるか日によって異なるのも魅力の一つです。
3.ツアーの種類

- ツアーのみ
- お昼ごはん付きのツアー
- ナイトサファリ
があります。
お昼ごはんがついたツアーでは、ツアーの後に海を眺めながら食事をいただきます。
飲み物の料金は別料金ですが、冷えたビールやジュースを頼むことができます。
ツアーは基本的に公用語であるマダガスカル語かフランス語で行われます。
英語を話せるガイドは限られているので、英語を希望の方は早めにガイドさんの空き状況を聞きましょう。
4.ロコべツアーで見ることができた動物&爬虫類
ここでは、私が実際に会うことができた動物と爬虫類を一部ご紹介します。
クロキツネザル(Black Lemur)

メスは明るい茶色、オスは黒色の体毛をしています。
メス1匹に対し数匹のオスで群れをつくります。
メスが圧倒的に強く、メスが食べ終わるまでオスは餌を食べないそうです。
私たちが行った10月は赤ちゃんのクロキツネザルを見ることができました。
キツネザル(※名前わかりません)

正式な名前はわかりませんでしたが、丸っとしたお尻が可愛かったです。
パンサーカメレオン(Panther Chameleon)

ノシベに生息するパンサーカメレオンは、オスが緑色、メスがピンク色です。
青がキレイに発色するパンサーカメレオンは地名にちなんで「ノシベブルー」とカメレオン愛好家たちに呼ばれています。
ヒメカメレオン(Brookesia Minima)

背中のトゲトゲが特徴で、体長5㎝程しかない小さなカメレオンです。
オスとメスのカップルで暮らしていました。
極小カメレオン(※名前わかりません)

こちらはさらに小さい体長2㎝程のカメレオンです。
2021年にドイツの研究チームが科学誌「Scientific Reports」に発表した世界最小級の爬虫類「ナノカメレオン」なのでは!?と興奮しましたが、誰も名前を知らず不確かです。
オスとメスのカップルで暮らしていました。
ガイドさんのテンションも最高潮にあがっていました。
スベヒタイヘラオヤモリ(Uroplatus Henkeli)

木に擬態しています。
体長20㎝程あるのに、擬態が上手すぎて、写真整理していたときに間違って消しちゃうところでした。
ヒルヤモリ(Gecko)
宿にもたくさんいたのでツアーでは1枚も写真を撮っていませんでした。
瞳の上がブルーで背中に金粉のような模様があるヒロオヒルヤモリ、背中に赤色のまだら模様があるグランディスヒルヤモリがいました。
マダガスカルコノハズク(Malagasy Scops Owl)

マダガスカルの国名のついたフクロウです。
5.まとめ
以上、ロコべ全面自然保護区についてご紹介しました。
今回は動物と爬虫類しかご紹介していませんが、巨大なイランイランの木や固有の植物なども見ることができます。
参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
素敵なマダガスカル旅行になりますように!